全国の産業人クラブ

滋賀産業人クラブ

会長メッセージ

滋賀産業人クラブ会長 (近江鍛工会長 坂口康一(さかぐち・こういち))
滋賀産業人クラブは2011年7月に誕生し、他地域と比べるとまだこれからの産業人クラブです。会員は少人数でスタートしましたが、バルブや鍛工、金属加工をはじめ、中小規模の機械関連メーカーが多いのが特色です。
 滋賀県は日本一大きな湖、琵琶湖を中心に、周囲を4府県に囲まれた内陸県です。中世から日本各地で活躍した近江商人の故郷として有名ですが、今日では製造業が農業と並んで盛んになり、県内総生産に占める第2次産業の比率は全国トップです。市場の大きな関西に位置しながら中部と北陸に近く、交通インフラも恵まれているため、多くの大手企業が拠点工場を構えています。一方で、バルブをはじめとする地場産業も多く、大手から中小までモノづくりの活力に満ちています。
 このため、県内にはいくつもの経済団体がありますが、全国組織である日本産業人クラブとの連携や中小製造業の集まりといった、強みや個性も生かし、有意義な活動で会員の輪を広げていきたいと考えています。
 滋賀県では、関西の水源で県のシンボルでもある琵琶湖を守るため、環境保全の意識が高いのも特色です。それは製造業も同じで、例えばバルブ業界は鉛フリーの銅合金「ビワライト」を産学官連携で開発しました。環境への負荷を低減できる合金素材として、アピールしています。
 県を中心とする産学官も毎年10月に、環境の保護技術を紹介する展示会「びわ湖環境ビジネスメッセ」を長浜市で開催しています。「環境先進都市」を打ち出す格好の展示会として、数多くの中小企業や団体が出展し、実用化を意識した技術の出展が目立ちます。環境ビジネスの広がりは中小企業にとっても大きなビジネスチャンスであり、新たな事業のヒントを探すことができます。
 滋賀産業人クラブもこのような特色を基盤に、他地域の産業人クラブとも積極的に交流し、実りあるクラブにしていきたいと思っています。

会の紹介

滋賀産業人クラブは2011年7月に設立されました。関西地域では大阪産業人クラブに次ぎ、2番目のクラブとなります。スタート時には13社の経営者や役員が参加しました。業種はバルブ、ポンプ、金属加工、機械設計、電気機械、電気製品など、機械・金属関係を中心に多種多様です。坂口会長は草津市のボストンプラザ草津で開いた設立総会で「産業人クラブの活動を通じて地域、企業の発展を目指していこう」と、抱負を述べました。
 初めての活動としては、同年10月に長浜市で開催された「びわ湖環境ビジネスメッセ2011」に合わせ、メッセの見学会と、長浜市内にある機械メーカーの工場見学を実施しました。見学後には温泉での懇親会や、翌日の「お江・浅井三姉妹博覧会」見学会も行い、他地域の産業人クラブからの参加者とともに、交流を深めました。
 今後も大阪産業人クラブと連携した行事や、ゴルフなどの親睦会を予定しています。軌道に乗れば、会員企業への訪問や工場・施設見学会、講演会などの活動も計画しています。
 規模は小さいですが、異業種の地域企業との交流や、日本産業人クラブを通した全国的な活動を求められる企業経営者・幹部の方に、集いの場を提供して参ります。
滋賀産業人クラブ事務局京都府京都市中京区御池通烏丸東入ル北側 時事プレス京都ビル
電 話:075-241-3828 FAX:075-241-3835

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