全国の産業人クラブ

大分産業人クラブ

会長メッセージ

大分産業人クラブ会長 (株式会社コンクレタス 代表取締役 池永 征司)
大分県は、半導体や自動車、鉄鋼、精密機器、医療、食品などの関連産業が立地し、産業集積が新たな集積を呼ぶといわれる強みがある地域です。地場中堅・中小企業のキラリと光る自社技術、製品開発も活発です。
ただ国内市場は少子高齢化や歴史的な超円高、急速なグローバル化の進展により、地場中堅・中小企業はこれまでにも増して一段と厳しい経済環境にさらされています。また、「モノづくり」から「コトづくり」という言葉が我々の周りでも日常的に聞かれるようになり、従来のモノに更なる付加価値を持たせる必要性も高まりました。
こうした国内の閉そく感を克服し、新たなビジネスを創出するには、技術や経営に関する考え方や取り組み方が異なる企業経営者が意見交換する異業種間交流が欠かせません。自社の殻に閉じこもるのではなく、相互に意見をぶつけ合う異文化に触れることこそ、企業経営者にとって大きな刺激となるはずです。さらに地域を越えて県外企業経営者と交流の輪を広げていくことは、貴重な財産になると考えます。
大分産業人クラブは、このような熱い思いを胸に2012年3月に誕生しました。九州には産業人クラブ活動の先輩となる九州・山口産業人クラブがありますが、当クラブの30代、40代を中心とした若手経営者、役員、技術者などが参加して新組織を立ち上げたのが特徴です。
グローバルに活動する県内外企業やアジア地域の海外企業との活発な異業種交流を通じて、会員相互の成長・発展を目指しています。

会の紹介

 大分産業人クラブは、大分県下の自動車、半導体、建設、情報、食品関連企業など12社と大分大学で構成し、大分県産業創造機構など公的機関の支援を受けています。事務局は日刊工業新聞社東九州支局に置き、会員交流会、工場見学会、講演会のほか、優秀経営者顕彰やネーミング大賞の推薦など、時節に応じた諸活動に取り組んでいます。
 2021年度は、大分大学と大分工業高等専門学校との共催で、学生の研究発表と、学生と企業との交流会「テクノカフェおおいた」(写真左)を開催しました。また、大分県の行政幹部との意見交換会(写真右)も行い、地方創生の時代に向けて会員各自が何を出来るのか、議論を交わしました。
近年はコロナ禍で活動がままならない時期もありましたが、今後は多方面で活躍する企業経営者を招いた「講演会と交流会」、福岡に拠点を置く「九州・山口産業人クラブ」との交流などを計画していきます。
 当クラブは今年発足から10周年を迎えました。将来的には全国の産業人クラブから交流の声をかけられる受け皿となるよう、大分から全国へ元気な情報を発信していきたいと考えています。

大分産業人クラブ事務局大分市東大道1-8-28 シェドゥーヴル上野の森803(日刊工業新聞社東九州支局内)
電 話:097-578-9195 FAX:097-578-9196

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