千葉産業人クラブ（白鳥豊会長）は１０月２３日、「２００９就職情報交換会」を千葉県習志野市内で行った。県内私立大学２９校の就職指導担当者で構成する千葉県大学就職指導会との共催で３回目。採用に積極的な中小企業の経営者と、学生の就職活動を支援する大学関係者の意思疎通を図り、円滑な求人求職活動に役立てるのが狙い。４０人が参加した。
　同指導会はこれに先立ち、成田デンタル（千葉市美浜区）と、アシザワ・ファインテック（千葉県習志野市）の両クラブ会員企業を見学した。
　情報交換会では、同指導会会長で二松学舎大学キャリアセンター事務部の神河秀春部長が大学側を代表して厳しい就職戦線の現状を報告。「企業には採用を決めるポイントを明確にしていただくほか、採用後の人材育成に一層の努力をお願いしたい」と注文を付けた。
　企業を代表して福井電化工業の福井通人取締役が、大学側に対して「学生と中小企業が出会う機会を増やし、自社の魅力を十分に伝えることができるシステムをつくってもらいたい」と語った。
　この後、これらを問題提起として大学、企業の混成グループ別に討議を重ねたほか、名刺交換・懇親会で交流を深めた。