全国各クラブの活動報告

東京産業人クラブ・東京産学交流会、日本総研・岡田氏が講演

東京産業人クラブ・東京産学交流会は5月28日、5月定例会の第2弾「太陽光発電ビジネスの最新動向」セミナーを、東京・蒲田の蒲田月村ビルで開いた。日本総合研究所経営コンサルティング部ビジネスフロンティアグループの岡田匡史(まさし)グループリーダーを講師に招き、国内企業のメガソーラー(大規模太陽光発電所)事情などについて解説した。経営者や技術者ら約30人が参加した。
岡田グループリーダーは「参入動機は自社の土地の有効利用、用地として優良な土地を探し貸し出す事業などさまざま。土地の収集合戦が展開されており、12年度は用地賃料が4倍に上昇した。これからも高額の賃料が続く可能性がある」と強調した。
また海外市場について「日本、中国、インド、米国の4カ国はメガソーラーの導入で太陽光発電の市場シェアを伸ばしてきた。日本を含めたアジア太平洋地域が市場の40%を占めるだろう」と予測した。
講演後は川崎市川崎区浮島町の東京電力の浮島太陽光発電所を訪問し、メガソーラーが運用されている現場を見学した。参加者は東京ドーム2・3個分の敷地に設置された3万8000枚の太陽光パネルに圧倒された様子。施設の案内担当者に対して「太陽光パネルは何度Cの時に最もエネルギー効率が良いのか」「定期的にパネルの掃除をしなくてもいいのか」などと質問し、見学会は活気にあふれていた。
さらに太陽光発電所と隣接している川崎市の環境学習施設「かわさきエコ暮らし未来館」も見学。参加者は興味深そうに太陽光パネルに触れていた。


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