全国各クラブの活動報告

名古屋産業人クラブ（内藤明人会長＝リンナイ会長）は６月１１日、産業技術総合研究所（産総研）中部センター（名古屋市守山区）を見学した。立石裕中部センター所長は施設概要を説明後、産学官連携について「２０１３年度の企業との共同研究は２６５件で、技術相談は５３４件だった。中小企業とのコラボレーションも増えている。ぜひ産総研を利用してほしい」と呼びかけた。会員ら２２人が参加した。
まず材料の基礎研究から応用研究までを手がけている環境調和型建材実験棟を訪問し、調光ガラスや保水性タイル、木質材料の高度利用などについて説明を受けた。次に金属分野の研究棟でマグネシウム合金材や凍結鋳造などの実験現場を見学した。
セラミックスを中心とした素材系の研究現場では次世代セラミックス技術などを学んだ。また最近の研究成果や研究活動を紹介する展示室にも立ち寄り、研究者から説明を受けた。