全国各クラブの活動報告

埼玉・TDU産学交流会、林精機製造を見学-福島県へ一泊研修

埼玉産業人クラブ・TDU産学交流会(佐藤達雄会長=アーベルソフト会長)は7月3、4の両日、福島県郡山方面への一泊研修を行った。東日本大震災で本社事業所が半壊しながらも再建を果たした林精機製造(福島県須賀川市)、4月に開設した産業技術総合研究所福島再生可能エネルギー研究所を訪問した。会員、大学関係者ら11人が参加した。
林精機製造は国内時計メーカー向け高級腕時計の金属ケース製造のほか、アルマイト処理、自動機の製作などを手がけている。林明博社長は震災について「出火でコンピューターの設計データが全て失われた。機械も100台ほど失ったが、従業員は全員が無事だった。震災2日後に約300台の機械を"救出"し、3カ月後に借り工場で製造を再開した。皆さまの力を借りて2年後に本社事業所を再建した」と振り返った。
また医療機器事業について「市場調査から製品開発、販路開拓まで単独では難しい。他社と連携し、自治体の助成金も活用している」と説明を受けた。工場の切削工程、研磨工程などを見学。量産と一個流し生産を組み合わせた合理化ライン、研磨技術の伝承などについて学んだ。
福島再生可能エネルギー研究所では、宗像鉄雄所長代理から厚さ80マイクロメートルの薄型結晶シリコン太陽電池モジュール技術、風の向きをセンサーで計測して風車の向きを変える技術、地中熱をヒートポンプで取りだして利用する取り組みなどについて説明を受けた。実証実験設備も見学した。
翌日は日本9大鍾乳洞の一つのあぶくま洞(田村市)を訪問した。


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