全国各クラブの活動報告

掛川産業人クラブ、新潟県産業界を視察-PRCなど訪問

掛川産業人クラブ(相良貴史会長=相良製作所社長)は7月17、18の両日、新潟産業人クラブの協力を得て新潟県産業界視察研修を実施した。17日はゴム成形用金型を設計・製造しているピーアールシー(PRC、新潟市北区)、工業用ミシン部品のカマの製造を手がける佐文工業所(同江南区)を訪問。18日は高級爪切り製造・販売の諏訪田製作所(新潟県三条市)、キャンプ用品メーカーのスノーピーク(同)を見学した。経営者ら8人が参加した。
PRCでは液状シリコーンゴム成形金型を製作する工場を見学。工場内は室温24度Cに保たれており、ジグボーラーや精密研削盤などが多数設置されていた。伊藤誠社長の「機械に投資しないと会社は伸びない」との持論に、参加者は感心しながら聞き入っていた。
佐文工業所では佐藤金治郎常務(新潟産業人クラブ会長)が「カマ製造で培った金属加工技術を生かし、医療分野に進出した」と紹介。参加者はチタン製の医療器具を手にして用途などを熱心に質問していた。その後の懇親会には新潟産業人クラブの会員ら13人が参加し、交流を深めた。
18日は諏訪田製作所を訪問。参加者は研磨で隙間なく爪切りの刃先を合わせる職人の技に見入っていた。またスノーピークでは、たき火台の製造工程を見学。自動車部品製造の参加者は「自社と同じ機械が設置されているが、全く違った付加価値の製品が生まれている」と感嘆していた。


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