全国各クラブの活動報告

九州・山口産業人クラブ、工場見学会を開催-TOTOなど訪問

九州・山口産業人クラブ(花田寛会長=キューヘン社長)は9月18日、北九州市内に立地している工場の見学会を開いた。参加者22人がTOTOなどを訪問した。TOTO小倉第一工場(北九州市小倉北区)では便器などの衛生陶器の成形や塗装、焼成といった一連の工程を見学した。陶器は性質上、焼成後に約13%収縮するため、一部を盛り上げて成形するといったさまざまなノウハウを聞いた。
また省人・効率化と同時に、製造や検査に"手の感覚"を残すことによって品質を維持していることを知り、担当者への質問が相次いだ。隣接しているTOTO歴史資料館では時代ごとの衛生陶器、旧首相官邸で使われた便器などの貴重な資料の説明を受けた。中でも1970年まで生産していた数々の食器に対し、参加者は質の高さや多様さに驚きの声をあげていた。
このほか響灘に浮かぶ白島国家石油備蓄基地の対岸に付設する白島展示館(同市若松区)も訪問。展望室から双眼鏡で同基地を眺めたほか、設立意義や原油の流出防止構造などの体感型展示を見学した。エネルギーの重要性を改めて感じるとともに、参加者からは「知らないことも多かった。識見を深められた」との声が聞かれた。


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