全国各クラブの活動報告

名古屋・新潟産業人クラブ、新潟県産業界の視察会-佐文工業所など見学

名古屋産業人クラブ(内藤明人会長=リンナイ会長)は10月8、9の両日、新潟産業人クラブと共同で「新潟県産業界視察会」を実施した。8日は工業用ミシンの主要部である「カマ」を一貫生産している佐文工業所(新潟市江南区)で、佐藤金治郎常務(新潟産業人クラブ会長)の説明を受けながら製造工程を見学した。参加者は1台で48工程をこなせるようにした改良機など計500台以上が稼働する製造ラインに見入っていた。
またTHK新潟(新潟県阿賀野市)本社工場では直動システムのボールスプラインの生産現場を見学。さらに液状シリコーンゴム成形用金型のピーアールシー(新潟市北区)ではジグボーラや精密研削盤などが多数設置されている現場を訪問し、創業から20年間足らずでここまで成長した秘密を探ろうと活発に質問した。
同日夜は料亭「大橋屋本町茶寮」で懇親交流会を開いた。名古屋産業人の戸次英之副会長(パイオニア風力機会長)ら10人、新潟産業人の佐藤会長ら11人が参加し、新潟の銘酒で乾杯した。名古屋産業人の松本優造東海合金工業社長は「地元企業の代表者と交流できてよかった。新潟の取引先企業の会長ともあいさつできた」と喜んでいた。肩を組む会員もいるほど盛り上がった。
9日は諏訪田製作所(新潟県三条市)で、爪切りの刃先を研磨して合わせる職人の技を「オープンファクトリー」で見学した。また燕市磨き屋一番館(同燕市)でカップ磨きを体験。2015年に御遷座100年を迎える「弥彦神社」も参拝し、産業界の発展を祈願して視察を終えた。


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