全国各クラブの活動報告

大阪・産業人フォーラム部会、山形県の「でん六」蔵王の森工場視察

大阪産業人クラブ産業人フォーラム部会(田中太一朗部会長=タナカカメ会長)は11月5―6日、山形県の産業視察を行った。
初日は豆菓子で有名な「でん六」の蔵王の森工場の最新設備を阿部宏工場長の案内で見学。日常、目にしている製品だけに興味深く説明を聞いた。特に包装設備で甘納豆の包装はなぜ三角形なのか。「豆が柔らかいので輸送中に圧力でつぶれないため」との説明を聞き納得した。
次に山形大学有機エレクトロニクスイノベーションセンターで有機ELを使った照明製品や応用技術製品を見学した。「多色の発光を可能にした技術は」など見学者からの難しい質問にも分かりやすく説明を受けた。発光ダイオード(LED)よりさらに省エネ化されるだけに普及が待たれる技術だ。
最後に蓄電池など各種自動化設備を手がけるハイメカの工場見学を行った。亀森俊博社長は「すべてがオリジナル品のため技術者の人材育成が大事」と経営の基本を話した。
2日目は花笠踊りのメーン会場に建つ文翔館、松尾芭蕉の句で有名な山寺を散策。真っ盛りの紅葉で、すばらしい一句ができそうな景色に包まれ、山形県の秋を満喫した。


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