全国各クラブの活動報告

栃木産業人クラブ、武藤ミツトヨ取締役が講演会-「師匠制度」など紹介

栃木産業人クラブ(高橋和夫会長=大高商事社長)は1月22日、宇都宮市の宇都宮東武ホテルグランデで「2015年賀詞交歓会」を開き、約85人が集まった。記念講演では、ミツトヨ取締役宇都宮事業所長の武藤俊夫氏が「ミツトヨの人つくり・ものつくり」と題して持論を披露した。
80年を迎えた同社には、仏教をバックボーンとする創業者・沼田恵範氏の「良くて安くて長持ちする精密測定機器の世界的トップメーカーになる」との精神が息づいていると強調。「良い技術は良い人間が育み、良い人間は良い環境で育つ」と述べ、技能・技術を継承する「師匠制度」や、管理監督者を教育する「UBM講座」といった人材育成策を紹介した。
懇親会では、クラブ名誉会長の福田富一栃木県知事が「モノづくり県の本県をしっかり支えるため、災害時をにらんだ中小企業のBCP(事業継続計画)づくり支援などに力を入れる。景気回復を実感し飛躍する年にしたい」とあいさつした。
乾杯の音頭は同副会長の津布久茂ニッコークリエート社長が取り、中締めのあいさつでは同監事の福田敏男三和電機社長が新年の抱負を述べた。


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