全国各クラブの活動報告

栃木産業人クラブ、ミツトヨ宇都宮事業所を視察

栃木産業人クラブ(高橋和夫会長=大高商事社長)は3月17日、ミツトヨ宇都宮事業所(宇都宮市)の視察会を開いた。会員企業や行政関係者など約30人が参加。同事業所で手がける「ノギス」や「3次元測定機」などの製造現場を見学し、案内役の説明に耳を傾けた。
見学に先立ち、武藤俊夫取締役常務執行役員(前宇都宮事業所長)がミツトヨの沿革や製品、技術力などについて説明。創業者・沼田恵範氏の教えや、「師匠制度」に象徴される人材教育に注力する企業風土などをスライドを交え解説した。1944年に同事業所を開所したことについて、東京から100キロメートル圏内であるとともに、「候補地を探していた際に、宇都宮市の対応が素晴らしく、この地に生産拠点を構える決断をしたと聞いている」との秘話を披露した。
見学後は参加者から新製品の開発や生産方法、工場管理などについての質問が相次ぎ、設計部や生産管理の担当者らが対応。なかにはミツトヨ製品を実際に使用する参加者もおり、使い勝手の良さを話す場面も見られた。


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