全国各クラブの活動報告

政策研究大学院大の橋本名誉教授が講演-「中小企業~地方活性化の主役へ」

名古屋産業人クラブは4月22日、橋本久義政策研究大学院大学名誉教授を招き、名鉄ニューグランドホテル(名古屋市中村区)で講演会「新事業に挑戦する中小企業~地方活性化の主役へ」を開いた。130人が聴講した。

橋本名誉教授は「原油安も円安も続くだろう。日本経済にとっては神風だ。2020年の東京オリンピック開催までは大丈夫という意見も多い」と現状を語った。その上で「政府は中小企業と製造業の振興に注力している。中小企業に(安倍晋三政権の経済政策)アベノミクスの効果がないと言われるが、大企業が回復せずに中小企業だけが良くなった事例はない」と指摘した。

日本のモノづくりの今後については「複雑・高級・精密・面倒な仕事が日本に殺到し、ハイテクな中小企業の底力が発揮される」との見通しを語った。さらに「世界中で自動車生産台数は伸びる。特にハイブリッド車(HV)の基幹部品は日本が担うはず。日本は自動車部品王国となる」との持論を披露した。

続いて、各地方で活躍している特徴ある中小企業を紹介。「安倍政権は中小企業のために頑張っている。政府の全制度を活用して、夢と誇りとロマンを実現してほしい」と締めくくった。


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