全国各クラブの活動報告

大阪産業人クラブ、定時総会を開催-創設50周年・節目の年

大阪産業人クラブ(山口多賀司会長=非破壊検査社主)は19日、太閤園(大阪市都島区)で2015年度の定時総会を開いた。冒頭、山口会長は「経済は良くなっているように見えるが、中小企業は決して良くない。さらに電気料金も上がり、ますます厳しくなる。大阪都構想賛否の投票が行われたが、安定した社会になってほしいものです」と、関西の厳しい中小企業の実情を訴え、数字や表面だけを捉えた政治にチクリ。
また、「今年度は大阪産業人クラブ創設50周年です。いい節目です。当時のことを知っている人が生きていて話ができます。100周年になると難しい」とあいさつすると会場から笑いも。14年度の事業報告、15年度の事業計画案などを審議し承認された。
総会後、地域密着型で日本一に導いた元北海道日本ハムファイターズ社長藤井純一氏が「組織改革と社員のモチベーションアップによる強いチーム作り」をテーマに講演。契約更新を含め、選手や社員が納得できるシステムを構築するなど、新しい球団経営を断行。集客率を向上させ、赤字球団を黒字化にした経緯を披露。そして「社長から末端社員まで情報を共有化し、仕事は納得し楽しみながらするもの」との言葉に会場の経営者も納得。
また、第3回「優秀従業員表彰」の表彰式も開いた。受賞者(会社名、受賞理由)は次の通り。
▽大久保博幸氏(兵庫分析センター、顧客の立場になっての営業方法と行動が部下の見本となり、営業部に活性化をもたらし過去最高業績に貢献した)▽修田正勝氏(入社以来、放射線管理業務に携わり現地のトラブル防止に取り組んできた。福島第一原子力発電所の緊急作業にも参加し、模範となって社員を指導)▽新子直樹氏(丸新石油化学、入社以来47年間、無遅刻、無欠勤。社員の模範となる姿勢)


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