全国各クラブの活動報告

大阪・青年部会、会員同士の工場見学会-相互に研究深耕

大阪産業人クラブ青年部会(湯本秀逸部会長=湯本電機専務)は4月20日、工場見学会を開いた。今回が4回目で、会員同士の工場を見学し、互いに研究を深めることを目的に21人が参加した。「タイタン」の商標で知られる安全帯メーカーのサンコー(大阪市淀川区、室井秀文社長)とバランシングマシンの総合メーカーの長浜製作所(大阪府高槻市、三村昌弘社長)の2社を見学した。
サンコーは産業用安全機器の安全帯や墜落防止器具などを手がける。安全帯は作業内容に応じる必要があるため、種類が多く部品点数も多いが、安全・安心が基本とし、多くの検査工程で真剣に取り組む姿勢が見られた。
引っ張り試験装置などの各種試験設備もそろえており、高さ約10メートルの試験棟からの落下試験は迫力があり、試験設備の充実や検査の徹底で、信頼性の高い製品を生産していることがわかった。
長浜製作所はバランシングマシンの設計・製造・販売を手がける。回転体に歪(ひず)みがあると振動や騒音が発生し、機能が低下する。バランシングマシンはこの歪みを検査し、バランスよく修正する装置だ。
歯科器具などの小物からタイヤのホイールなどの自動車関連、発電用のローター、航空機産業などの大物までユーザーの幅は広い。しかも、その一つひとつが受注生産のオリジナル。これらを可能にしているのはしっかりとした人材育成による技術の蓄積や技能の伝承ができているからこそといえる。
両社とも「安全・信頼」を追求した製品だけに、検査・試験設備の充実はもちろん、検査や技術などの人材育成にも力を入れていることがうかがえ、21人の見学者は大いに感心していた。


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