全国各クラブの活動報告

東京産業人クラブ女性部会、お茶の水女子大名誉教授の外山滋比古氏が講演

東京産業人クラブ女性部会(佐川八重子会長=桜ゴルフ社長)は13日、7月例会を如水会館(東京都千代田区)で開いた。お茶の水女子大学名誉教授の外山滋比古氏が「思考を養い人生を変える方法」の演題で、講演した。朝日新聞社の友野賀世記者が聞き手となり、女性経営者60人超が熱心に講話に聞き入った。
外山氏は「新しいものを創造するには無駄な知識は忘れることが大事。人間は失敗や病気、苦境や挫折した時こそ、自分の頭で考えることになるので新しいものを生む原動力になる。若い時に苦労した人ほどきちんと考え、回復力も育ち、1段も2段も上の高みに行けるし、成長する」と力説した。
東日本大震災など忘れられない体験をした人々はどうすればよいかという会場からの質問に対しては、「早く再起するためにも忘れ、これはチャンスだと思って自分の運命は自分で切り開き、自分の力で乗り越えること。福島で苦労した人は、より大きなことをやれる人物が現れる」と語った。


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