全国各クラブの活動報告

東京産学交流会、日工会の石丸専務理事が講演

東京産業人クラブの東京産学交流会(渡邊佳英会長=大崎電気工業会長)は7月27日、東京都大田区の大森東急REIホテルで講演会「工作機械、受注減少の背景と最新技術動向」を開いた。大田工業連合会との共催で、講演者は日本工作機械工業会の石丸雍二専務理事と芝浦工業大学デザイン工学科の安齋正博教授。各会会員を含めた約20人が参加し、熱心に耳を傾けた。
前半は石丸専務理事が工作機械業界の現状と見通しを、国内外に分けて詳しく解説した。「国内はモノづくり補助金の効果もあり受注が好調だが、海外は為替の動向もあり不透明。各種問題が経済に与える影響を注視している」と明かした。
後半は安齋教授が研究中の切削加工技術を紹介。「工作機械の性能だけでは解決できない課題も多い。一つ一つの要素技術をマッチングしないといい加工はできない」と熱弁をふるった。講演の最後には動画を上映。受講者はオイルを使わずに高速で切削する機械に見入っていた。


このページの先頭へ