全国各クラブの活動報告

埼玉・TDU産学交流会、東京電機大学長Web3.0で講演

埼玉産業人クラブ・TDU産学交流会(佐藤達雄会長=アーベルソフト会長)は9月26日、埼玉県川越市の川越プリンスホテルで第27期通常総会を開催した。総会終了後は安田浩東京電機大学学長が「Web3・0に向けて―メディア社会の将来」と題して記念講演を実施。
その後、記念撮影を経て懇親会を開いた。会員企業、東京電機大などから39人が参加した。
総会では第26期事業報告・収支決算と第27期事業計画・収支予算案を承認した。
安田学長は自らの研究の足跡を交えながら、画像処理技術の発展や標準化の軌跡に言及。映像データの圧縮方式の一つであるMPEGが成功した理由について「複数規格の存在は標準化の妨げになるという過去の実例に学び、日本が縁の下の力持ちとして貢献したことが大きい」と解説した。
その上で「メディア技術の進化は、画像ビッグバンから50年にも満たない2030年頃には淘汰(とうた)が終了する。技術革新は後戻りできないので対応を図るしかない」と述べた。次世代インターネット基盤のWeb3・0については「全ての物と知識が接続され、時間軸の移動も可能な技術」と予測した。
懇親会は、柏崎尚也理工学部長が乾杯の音頭を担当。出席者はなごやかながらも活発に交流を深めた。


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