全国各クラブの活動報告

栃木会員の日産自栃木工場が見学会-全国の車部品担当者ら参加

栃木産業人クラブ会員の日産自動車栃木工場(栃木県上三川町)で10月11日、見学会(日刊工業新聞社主催)が開かれた。全国の機械や電機、自動車部品メーカーの開発担当者ら40人が参加し、圧造工場の加圧能力1500トンの大型プレス機や、組立工場で自走式試験装置の完成車のブレーキチェックなどを視察した。
セミナーでは橋本修工場長が「高級車工場のものづくり―IT活用による現場管理の進化―」をテーマに講演した。眼球運動を測定する装置「アイトラッカー」でベテラン作業者の視線の動かし方を新人作業者に学ばせた後、同作業者の視線の動かし方を確認し、理解度を知ることで「指導時間を短縮し、現場全体の改善を考える時間に回せる」と強調した。
そのほか、プレス機械での無線伝送型カメラ活用法など、栃木工場ならではのスタイルを紹介した。
参加者は「改善策の参考になる」と見入っていた。


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