全国各クラブの活動報告

名古屋産業人クラブ、永井嘉吉記念賞顕彰式開催-アサヒフォージ会長が受賞

名古屋産業人クラブ(森誠会長=富士精工社長)は1月31日、名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテルで「第33回永井嘉吉記念賞」の顕彰式を開いた。森会長がアサヒフォージ(岐阜県美濃市)の朝日繁光会長(写真右)に表彰状を授与した。
朝日会長は「素形材分野の重要性を訴え、業界発展に尽くされた永井嘉吉氏にゆかりのあるこの賞は、これまで受賞したどの賞よりも価値があり喜びにたえません」とあいさつした。さらに「わが社の原点はベアリングの鍛造だが、鍛造品は完成品ではなく次工程がお客さま。常におもてなしの心で接することが必要。これからも精進を重ね、さらなる付加価値創出と納期短縮、安定供給を実現し、産業界の発展に寄与できるよう頑張ります」と決意を語った。
同賞は名古屋産業人クラブ2代目会長で、元新東工業会長の故永井嘉吉氏の遺産を基金にした顕彰制度。優れた経営手腕を発揮した中小企業経営者を毎年1人を顕彰している。
朝日会長は22歳の時に、名古屋市北区にあった父親が経営する朝日工業(現アサヒフォージ)に入社。その後、専務、社長に就任し会社を発展させた。
高精度の製品を安く作れるよう設備を含めて創意工夫を重ね、一貫生産体制を構築した。特に、ベアリングのローリング鍛造とプレス鍛造を組み合わせた複合鍛造は独自のオンリーワン技術となっている。
また、積極的に工場建設を進め、地域の活性化や雇用拡大に貢献している。こうした実績や取り組み、さらに売上高、利益率の高さなどが評価された。


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