全国各クラブの活動報告

産業人連合会が総会開催-全議案が可決

日本産業人クラブ連合会(井水治博会長=日刊工業新聞社社長)は、8月25日に2017年度定時総会を東京・飯田橋のホテルグランドパレスで開いた。東京、大阪、名古屋、栃木、茨城、群馬、埼玉、神奈川、山形、新潟、掛川、滋賀、四国、大分の各地から各産業人クラブ会長らが参加した。
16年度事業報告と収支決算の報告後、17年度の事業計画・収支予算案が提案され、全議案が承認された。
続いて新潟産業人クラブの樋口正仁会長(双峰通信工業社長)が「会長会議・全国大会新潟開催」が提案された。
総会後の講演会では、元サムスン電子ジャパン専務で、石井未来総合研究所の石井圭介代表が「第4次産業革命で変わる企業経営~高まるベンチャー/中小企業への期待~」をテーマに講演した。
石井氏は1901年の報知新聞を紹介し、「100年後の世界についての予言がほぼ実現した」と指摘。自身が携わったバイブレーションや留守電機能などを搭載した携帯電話の開発についても紹介した。
また、サムスンでの経験を基に「日本製品は世界的にマイナーである。実際はあまり売れておらず、店頭にも置かれていない。そのことを知らない人が多い」と語った。
大企業に成長する過程にあった海外ベンチャーとのやりとりを振り返った上で、石井氏は「諦めなかった産業人すべてにチャンスがある。公的支援機関のヒト、モノ、カネをフルに活用すべきだ」と呼びかけた。


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