全国各クラブの活動報告

埼玉産業人クラブ、「フィンテック」八木氏が講演

埼玉産業人クラブ(増田文治会長=マスダック社長)は4日、さいたま市中央区内で「2017年度上期役員会&経済講演会」を開いた。野村ホールディングスの八木忠三郎金融イノベーション推進支援室長が「フィンテックで経営と暮らしはこう変わる」をテーマに、ITを活用した金融サービスの現状と将来を解説した。
仮想通貨の一種であるビットコインについて「チェーンメールのようなものを皆で共有する画期的な仕組み」と説明した。証券会社を介さずに仮想通貨で資金調達できるICO(イニシャル・コイン・オファーリング)が今後さらに普及すると、「資金調達の枠組みが変わる」とした。クルマの自動運転の普及で売り上げの半分を自動車保険が占める損害保険会社は「ビジネスモデルを変えざるを得ない」と指摘した。
約60人が参加し、ビットコインなどについて熱心に質問。増田会長が「法規制が後手に回っている感があるが、企業経営者も動向を見守っていきたい」と述べた。懇親会も開かれ、参加者は交流を深めた。


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