全国各クラブの活動報告

埼玉産業人クラブ・ＴＤＵ産学交流会は９月２８日、埼玉県川越市内のホテルで第２８期通常総会を開いた。役員の改選期にあたり、濱野尚吉氏（共同技研化学社長）の新会長就任が満場一致で了承された。前会長の佐藤達雄氏（アーベルソフト会長）は理事に就いた。総会後には、ソディックの前島裕史常務が「創造・ソディックの歩みと、これからの経営課題」と題した記念講演を行った。
ゲストを含め会員企業、東京電機大学などから３９人が参加。総会では第２７期事業報告・収支決算と第２８期事業計画・収支予算案を承認。役員人事では、東京電機大学理工学部の川井悟学部長とバンガードシステムズの池野成雄社長の副会長就任、および東京電機大学理工学部の柏崎尚也教授の常務理事への就任も了承された。このほか、佐藤前会長を始め５人が新たに理事に就いた。
講演では、前島ソディック常務が主要マーケットである中国の自動車業界の動きについて「中国政府によるＥＶ（電気自動車）化の動きは恐らく戦略的なもの。ゲームのルールを変えようとしている。日本とドイツは難しい立場になる」と指摘。ただ、工作機械を製造するソディックとしては「ＥＶは微細な部品が多く、逆にチャンスになるのではないか」と展望した。
講演後の懇親会では会長をはじめ、新しい役員がそろってあいさつ。佐藤前会長には感謝の記念品が贈られた。