全国各クラブの活動報告

埼玉産業人クラブ・TDU産学交流会、会員企業4社とプレゼン大会

埼玉産業人クラブ・TDU産学交流会(浜野尚吉会長=共同技研化学社長)は6月11日、坂戸市文化施設オルモ(埼玉県坂戸市)で会員企業4社と東京電機大学理工学部によるプレゼンテーション大会を開催した(写真)。会員同士や東京電機大の理解と親睦を深めるため、毎年6月に開催しており、今回が4回目。全部で32人が参加し、プレゼン終了後は立食式の懇親会でさらに交流を重ねた。

まず、富士電子(同熊谷市)が電装品や電子機器の生産受託、および電源製造からなる事業の2本柱を説明。主にスイッチング電源を特注生産していることを紹介した。続いて、武州ガス(同川越市)が主力のエネルギー事業に加え、積極的に地域社会貢献や環境問題へ取り組んでいることを説明した。

マスダック(同所沢市)は東京土産の定番となった「東京ばな奈」の開発秘話や、どら焼き製造用機械が海外市場で「サンドイッチ・パンケーキ・マシン」として、世界シェア1位であることなどを披露した。システムツー・ワン(東京都新宿区)は、高齢者介護施設向けに開発した連絡・感知システムが、工場の製造現場にも転用できる可能性を提案した。

一方、東京電機大からは川井悟理工学部長が「学部改編と国際化プロジェクト」をテーマに発表。また、山崎敬則准教授が電子・機械工学系の研究室や産学連携の成果などを解説。ともに産学交流の一層の推進を会員企業へ呼びかけた。


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