全国各クラブの活動報告

NITEC埼玉産学交流会、調布航空宇宙センター見学

埼玉産業人クラブ・NITEC埼玉産学交流会(杉本賢次会長=丸一ゴム製作所社長)は7月19日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)調布航空宇宙センター(東京都調布市)の見学会を行い、20人が参加した。

「宇宙開発のイメージが強いJAXAの中では、唯一の航空技術の研究拠点」との説明を受けたあと、小型超音速実験機の展示などを見学。大気圏を抜けて宇宙へ行くという設定の「スペース・ミッション・シミュレータ」の操縦を楽しんだ。

屋外では、展示された国産初の旅客機「YS―11=写真」のコックピットに乗り込み、国内線で活躍した往時をしのんだ。「丸みを帯びた先端部分のデザインは、新幹線0系の車両に生かされた」との説明員の話に、参加者の多くがうなずいていた。

夕方には、うかい鳥山(東京都八王子市)で納涼例会を開き、24人が鳥料理を堪能した。杉本会長はあいさつで、モノづくり企業で相次いだ不祥事に触れ、「企業も大学も存続するには高い倫理観を持つことが必要」と述べた。日本工業大学の柳沢章理事長は「おかげさまで大学設立50周年記念式典を無事終えられた。今後60年、70年に向けさらに発展させていきたい」と強調した。成田健一学長が乾杯の音頭をとり、長谷川鉄工所の長谷川勉社長が中締めを行った。その後、庭でホタルが放つ光を満喫した。


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