全国各クラブの活動報告

東京産業人クラブ、2019年新春特別講演会・賀詞交歓会

東京産業人クラブ(寺町彰博会長=THK社長)は1月18日、日本産業人クラブ連合会と共催し東京・大手町の経団連会館で「2019年新春特別講演会・賀詞交歓会」を開いた。脳科学を研究している感性リサーチ社長の黒川伊保子氏が「人工知能は天使か悪魔か―人類とAIの近未来」をテーマに講演し、東京、埼玉、千葉、神奈川など各クラブの会員ら100人以上が聴講した。
黒川氏は講演で、AIは人間が想像することは何でもできるとし、人を超える能力を有しAI普及によって奪われる仕事もあれば生み出される仕事もあるとした。一方でAIの普及によって、人は失敗から解放されるが、失敗によって培われる学習機会が失われ、人にとって最も大切な「勘のいい脳」の育成を阻害するとした。AIは天使にも悪魔にも、成りうるとして、AIに何をさせるかではなく何をさせないかが重要だと結論付けた。
講演会終了後は第36回優秀経営者顕彰の贈賞式参加者と合同で賀詞交歓会を開催。コマツ相談役の坂根正弘氏とアマダホールディングス会長兼CEOの岡本満夫氏が挨拶、THK社長の寺町彰博氏が乾杯の音頭をとり、約200人の参加者が新年のあいさつを交わした。
059_DD2Q2863.jpg


このページの先頭へ