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ドイツの国際見本市を視察(東京、新潟、大阪、名古屋産業人クラブ共催)

平成22年2月23日-28日

 東京、新潟、大阪、名古屋の各産業人クラブは2月23日から28日までドイツ視察旅行を実施した(写真)。旅行会社・ベストワールドの協力による初めての取り組みで、22人が参加。デュッセルドルフ市で開催中の「METAV2010(国際金属加工機械・技術専門見本市)」や、太陽光発電の町・ゲルゼンキルセン地区などを視察した。
 METAVには森精機製作所、ヤマザキマザック、松浦機械製作所、北川鉄工所など日本メーカーも出展、広い会場では現地学生が熱心に見学する姿も目を引いた。参加したフルタ電機の古田成弘社長は「見るべきもの、成果があった」と満足していた。
 ゲルゼンキルセン地区はルール工業地帯の中心地で炭坑、製鉄所の町として栄え、衰退後の今はソーラー発電の町に産業構造の転換を果たした。一行は第三セクターのビィッセンシャフトスゲルゼンキルセンを訪問。マネージャーのコリナ・アーレントさんは「失業者があふれ町が衰退するなか、将来性ある新産業創出を考えた取り組みが始まった」と語った。
 現在、太陽光発電関係24社が入居、起電から利用までのシステムを開発中。95年から100のプロジェクトが進行中で、バイオ、地熱発電、ヒートポンプへの取り組みや、新エネルギー研究の大学開設も予定している。