全国の産業人クラブ

東京産学交流会

会長メッセージ

東京産学交流会会長 (大崎電気工業株式会社 渡邊佳英 会長)
東京産業人クラブ(旧日本工業会)は1995(昭和30)年11月に発足、今年で55年目を迎えます。中堅・中小企業の経営者が相互の親睦を深め、政治、経済、産業、技術の諸事情について情報を交換し、これを通じて経営者としての資質の向上をはかり、産業会の発展に寄与することを目的としています。設立以来、常に時代に即応した組織に軌道修正しながら発展を重ねてきました。いつの時代でも中堅・中小企業経営者が一番必要とする問題点をとらえ、講演会、研究会、工場見学会、国際交流などを実施するとともに、そのときどきの情報を提供して会員の皆様の経営に役立つような事業を展開して参りました。
支部組織として、女性部会、東東京マネジメント研究会、城北産業人クラブ、東京産学交流会(通称=サザンクロス)があります。産学交流を目的とする東京産学交流会では、企業に加えて大学・研究機関がメンバーとなり、産学交流を推し進めることで、会員企業の製品開発、技術向上、地場産業の発展などを目指しています。現在、芝浦工業大学、東京都市大学(旧武蔵工業大学)、東京都立産業技術高等専門学校の3校が名を連ねています。月に1度、定例会合として外部の講師を招いたセミナーや見学会を実施し、会員企業が最新の技術・研究動向を把握できるように努めています。また、「モノづくりプロジェクト」を立ち上げて産学の垣根を越えた研究を進めてきました。
ご存じのように、現在の日本経済は大変厳しい状況にあります。経済のグローバル化、情報化の進展に伴い、産業構造そのものが大きく変わろうとしています。しかし、それでも日本経済の中心は製造業です。製造業が元気にならない限り、日本経済は活気を取り戻せません。グローバル化時代の中、2番ではダメで、日本の製造業は1番を目指さなければならないと思います。皆さんの参加をお待ちしております。

会の紹介

東京産業人クラブは下部組織の東京産学交流会(通称=サザンクロス)のもと、月1回のセミナーや工場見学会を行ってきました。4月には「産学交流まつり」と題して、芝浦工業大学の3つの研究室を会員企業が訪問し、研究内容についてレクチャーを深めながら、大学の専門分野における研究について理解を深めました。5月には外部から講師を招き、近年関心が高まっている「ヒートポンプ」技術の最新動向に関する勉強会を開講、参加者は真剣に耳を傾けました。7月は外部講師を招き「新幹線ビジネス」の最新動向について講義を受けました。8月の猛暑の時期には、暑気払いとして山梨県甲斐市のサントリー「登美の丘ワイナリー」を訪問し、ブドウの破砕・圧搾から醸造までの一連の工程を見学しました。国産ワインの製造工程を見学し、モノづくりへの理解を深めることが目的でした。見学後は、同ワイナリーで生産されたワインの試飲会を行い、参加者は皆舌鼓を打ちました。外部の研究機関等と緊密な連携を取りながら、会員企業に有益な最新の情報を提供することを目指しています。


東京産学交流会 役員体制

【会長・理事】
渡邊佳英(大崎電気工業株式会社 会長)

【副会長・理事】
村上雅人(芝浦工業大学 学長)

【理事】
田中常雅(醍醐建設株式会社 社長)
大越和広(ヤマシンフィルタ株式会社 取締役)
井上裕之(愛知産業株式会社 会長)

【監事】
野村和史(株式会社南武 会長)

【参与】
飯島清市(大田区 産業経済部長)
山本成俊(財団法人大田区産業振興協会 専務理事)
東京産学交流会事務局東京都大田区蒲田5-46-1(日刊工業新聞社南東京支局内)
電 話:03-3732-5451 FAX:03-3732-5453

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