★新会長に白鳥豊氏（白鳥製薬社長）を選出

　千葉産業人クラブは６月１５日に千葉市内のホテルで開いた定時総会で、伊藤潔会長の辞任を受け、新会長に白鳥豊副会長（白鳥製薬社長）を全会一致で選出した。会長として１１年にわたりクラブの発展に尽力した伊藤氏は名誉顧問に就き、会長代行を務めた坂戸誠一氏は副会長として新会長を支える。総会ではこのほか０８年度事業・収支決算報告や、年度事業計画・収支案などを審議し、それぞれ原案通り承認した。
　会長に就任した白鳥氏は「非常に身の引き締まる思い。伊藤前会長の志を引き継いで千葉産業人クラブを盛り上げていきたい。皆さんのご協力をよろしくお願い致します」と決意表明した。 その後行った記念講演には会員、招待者を合わせ約１７０人が参加した。杉山秀二商工組合中央金庫副社長が「中小企業は今」と題して講演。「最近の株価上昇は外国の機関投資家の投資が日本市場に向かっているだけなので楽観はできない。失業率や賃金、個人家計といった実体経済が上向いているのではない。一喜一憂することなく、こういう時だからこそ将来のビジネスのタネを見つけ、育てる方向で備える必要がある」と力説した。懇親会では来賓として森田健作千葉県知事が挨拶に立ち、「公共事業は前年度比１０％増やすなど県がバックアップする。千葉県にはポテンシャルがある。ナンバーワンの経済県にしようではないか」と語った。