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アサヒビール・キングジムの2社が広告活動について講演(東東京マネジメント研究会)

平成21年7月30日

 東京産業人クラブ・東東京マネジメント研究会(マネ研、嶋田貫一会長=高橋木箱製作所社長)は7月30日、東京都墨田区のすみだ産業会館でマネ研ゼミナールを開いた。アサヒビールの小川元広報部副課長とキングジムの山口哲男広報部長(写真)が講演し、同研究会の会員13人が参加した。
 小川氏はアサヒビールが取り組む「文化活動」や「地域活性化」ついて講演。同社が本社を置く墨田区に流れる隅田川を、芸術家や市民と協同で再生することを目的とした「すみだ川アートプロジェクト」を紹介。同プロジェクトは2009年からスタートし、同社が創業200年を迎える89年をめどに、「80年をかけて遊泳ができ、白魚が住める隅田川を目指す」(小川氏)と述べた。
 山口氏は08年11月に発売したデジタル機器「ポメラ」がヒットした舞台裏を紹介。ポメラはメモ帳代わりに手軽に文章を入力できる機器で、09年7月末までに6万台以上を売り上げ、発売当初の年間販売目標3万台を10万台に上方修正したヒット商品。インターネット掲示板の「2ちゃんねる」などで話題となり、マス広告ではない手法でポメラが広まっていった経緯や、「熱烈な支持者が10人に1人いれば商品化を認める」(山口氏)などの独自の経営スタイルを紹介した。