全国各クラブの活動報告

名古屋産業人クラブと岐阜産業人クラブ、鍋屋バイテック福田刃物を見学

名古屋産業人クラブ(森誠会長=富士精工社長)、岐阜産業人クラブ(遠藤宏治会長=カイインダストリーズ社長)は11月14日、鍋屋バイテック美濃ファウンドリ(岐阜県美濃市、写真)と福田刃物工業(岐阜県関市)を見学した。会員34人が参加した。
約460年の歴史を持つ鍋屋バイテックでは、冒頭に金田光夫会長が「鋳物で自社商品を作り、自社販売ルートで売る、まれな会社だ。常に新しいことに挑戦し、ビジネスチャンスをつかむよう心がけている」と会社の概要などを含めてあいさつした。
その後、2班に別れて鋳造工程と機械加工工程を見学。多品種少量生産に対応する大型造型機や約1400度Cの溶けた鉄を型に流し込む注湯作業のほか、3次元CAD・スキャナーなどの最新機器を活用した新しい生産形態へのアプローチについて説明を受けた。参加者は工程ごとの品質管理、検査体制について熱心に質問をしていた。
福田刃物工業では、会社概要や製品について映像を交えた紹介を受けた後、工業用刃物を使った裁断のデモンストレーションがあり、参加者も分厚い雑誌の裁断を体験。「力を加えることなく軽く切断できる」と口々に感嘆の声を上げていた。
福田克則社長は「工場見学の受け入れは従業員の成長につながる。『任せる経営』を続けることで社員が自主的に判断し、動けるようになってきた」と語った。


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