全国各クラブの活動報告

　九州・山口産業人クラブ（添田英俊会長＝正興電機製作所社長）は１０月１７日、福岡市博多区のマリンメッセ福岡で福岡商工会議所工業部会、福岡市機械金属工業会との共催で「モノづくりビジネス交流会２０２４」を開いた。セミナーやパネル討論会、ピッチコンクール、ブース展示を実施。約３００人が参加し交流を深めた。　
　今回の交流会は、中小企業の若手後継者・後継候補「アトツギ」、スタートアップ、新規事業がテーマ。セミナーでは、若手後継者らが新規事業のアイデアを競うピッチイベント「アトツギ甲子園」の地方大会近畿ブロックに、２０２３年度出場した甲子化学工業（大阪市東成区）の南原徹也企画開発部長が基調講演した。パネル討論では南原部長と同大会に出場した高丸工業（兵庫県西宮市）の高丸泰幸専務らが登壇した。
　ピッチコンクールは１０社のアトツギや事業担当者らが、アイデア、新事業などを発表。最優秀賞には、イナバ（福岡県久留米市）の稲葉雄大取締役と高丸工業の高丸専務が選ばれた。審査員からは「新たな動きに触れるのは刺激的だ」などのコメントが寄せられ、熱気あふれる意見交換が行われた。　
　会場の展示ブースでは２４社が製品やパネルを展示。活発な商談も行われ、会場は大いに盛り上がった。