全国各クラブの活動報告

埼玉ビジネス研究会 東洋インキなどを視察

埼玉産業人クラブ・埼玉ビジネス研究会(高橋良彰会長=高橋スプリング社長)は11月21日、明治坂戸工場「明治なるほどファクトリー坂戸」(坂戸市)と東洋インキ埼玉製造所(川越市、写真)を視察した。会員である40―50代の社長ら10人が参加した。
明治ではチョコレートの製造現場をガラス越しに見学。原料であるカカオの香りが焙煎(ばいせん)の前後で異なることを体感したり、ポリフェノールの健康効果を学んだりした。女性説明員から「実証研究で、チョコ摂取後の血圧低下や善玉コレステロール上昇などを確認できた」と聞くと、大きくうなずく会員もいた。
東洋インキでは、段ボールやフィルム包装材料などに適したグラビア印刷用、フレキソ印刷用のインクの製造工程を見学。同事業所管理部の阿部卓暁部長は「新聞などオフセット印刷用とは対照的に、用途が広がるグラビア用、フレキソ用のインク生産が堅調に伸びている」と説明した。
工場管理や改善活動などに問題意識を持つ会員は、缶入りインク製品の真空充填ラインや梱包(こんぽう)現場で活躍する搬送ロボットに見入り、熱心に質問していた。このあと新座市内で懇親会を開催し、来年の工場見学コースなどを巡って活発な意見交換を行った。


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