全国各クラブの活動報告

埼玉産業人クラブ・西部支部、ラグビーW杯で講演会

埼玉産業人クラブ・西部支部(原敏成支部長=武州ガス社長)は7月27日、川越商工会議所、日刊工業新聞社と共催で「埼玉県西部地区ビジネス交流セミナー」を埼玉県川越市内で開いた。テーマは「経営にも通じるスポーツの力~ラグビーワールドカップを控えて」。

第1部は日本ラグビーフットボール協会理事で男女7人制日本代表総監督兼男子代表ヘッドコーチの岩渕健輔氏(写真)が「日本代表はなぜ、世紀の大番狂わせを実現できたのか?」と題して講演。「理念と方法をチームの二つの柱」として強化を図ってきた。2015年の南アフリカ代表戦で元ラグビー日本代表ヘッドコーチのエディ・ジョーンズ氏が、試合終了直前の場面で「『キックを狙え』と指示したのを、現場がスクラムと判断。選手の自主的判断が引き寄せた勝利だった」と明かした。「1年後のワールドカップ、2年後のオリンピックが日本ラグビーを左右する」と今後の2年にかける思いを語った。

第2部はラグビー経験のある経営者が登壇。栗原精機(川口市)の栗原稔社長、industria(入間市)の高橋一彰社長、長谷川製作所(川越市)の長谷川正社長が経営姿勢や事業内容を説明。その後のパネルディスカッションでは「状況判断する能力が身についた」などラグビーの"効用"を語り合った。

地元経営者ら約120人が参加。セミナー後には懇親会が開かれ、参加者が交流を深めた。


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