全国各クラブの活動報告

名古屋産業人クラブ、岐阜産業人クラブ 刃物メーカーの兼房本社を見学

名古屋産業人クラブ、岐阜産業人クラブ(遠藤宏治会長=カイインダストリーズ社長)は2018年10月17日、兼房本社工場(愛知県大口町)を見学した。会員40人が参加した。兼房は122年の歴史があり、木材加工用刃物を主力に平刃、金属向け丸のこぎりなどの刃物総合メーカー。

冒頭に萬谷哲朗常務執行役員が「自動機だけではなく、技能者のノウハウを生かした設備も整っており、技能集団のモノづくりを目指している。経営や工場運営の参考にしていただきたい」とあいさつした。続いて清水美陽子総務課長が会社概要などを説明、2班に分かれて工場見学に移った。

参加者は、長さが1―6メートルのベニヤや段ボール用の平刃を24時間体制で研磨するロボットやプレスで押したり、ハンマーで打ったりして刃物の歪みを調整する手作業などに見入っていた。独自に開発した器具を使っての研磨工程は関心が高く、質問が飛び交った。

また、木工用や樹脂用のチップソー製造は1人が5―6台の装置を受け持ち、加工から仕上げまでを担う一貫体制を実践しているという説明にも熱心に耳を傾けていた。ショールームも見学(写真)し、"刃物の奥深さ"を感嘆していた。

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