全国各クラブの活動報告

群馬産業人クラブ、「働き方改革」県幹部らと意見交換会

群馬産業人クラブ(有田喜一会長=群栄化学工業会長)は11月18日、前橋市の前橋商工会議所会館で「働き方改革」をテーマに群馬県幹部らとの意見交換会・講演会(写真)を開いた。11人が参加した。長時間労働の是正や多様な働き方の実現に向けた県内企業の現状や経営者が取り組むべきテーマなどに関して語り合った。
意見交換会では県産業経済部労働政策課女性・若者就職支援室の広田暢実室長が県内企業に対する調査結果を基に、働き方改革関連法への認識が1年前に比べ高まってきたことに言及。「時間外労働の上限規制などに取り組み始めた企業が増えている」と指摘した。
同女性・若者就職支援室働く若者支援係の多田亜利子係長は、働き方改革に関連した県の支援メニューや相談窓口を紹介。「必要に応じて利用してほしい」と呼びかけた。
講演会では社会保険労務士の庭屋和幸氏が働き方改革関連法のチェックポイントを解説。基準日から1年以内の取得が義務づけられた年次有給休暇の取得に関して「中途入社の従業員が多い企業では管理が非常に大変。基準日を同一にする工夫も必要」と助言した。
労働時間の把握義務では「健康管理面で重要。時間外手当がつかない管理職についても深夜手当が支給されるケースがある。注意してほしい」と語った。
群馬県との意見交換会・講演会.jpg


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