全国各クラブの活動報告

埼玉産業人クラブ、企業経営とSDGsテーマ 県幹部らと意見交換

埼玉産業人クラブ(増田文治会長=マスダック社長)と日刊工業新聞社は11月18日、さいたま市内で「第41回埼玉県産業振興懇談会」を開いた。会員ら約140人が参加した。
第1部では、日さく(さいたま市大宮区)の若林直樹社長やシタラ興産(埼玉県深谷市)の設楽竜也社長(写真)ら5人が「企業経営とSDGs(国連の持続可能な開発目標)」をテーマに活動内容を発表した。設楽シタラ興産社長は「海外訪問した際、不衛生な場所で生活する人々を見て衝撃を受けた。その経験が今の夢につながっている」と熱く語った。
第2部では、埼玉県の加藤和男産業労働部長ら県側6人と経営者4人が意見交換した。八洲電業社の吉村光司社長は「県政ではSDGsがあまり重要視されていないのでは」と質問した。これに対し、加藤部長は「県政の推進にあたってはSDGsを指針にしていく」と回答した。
懇親会では大野元裕埼玉県知事、清水勇人さいたま市長、関東経済産業局の角野然生局長、関東財務局の北村信局長が来賓として出席した。
大野知事は「県政においても、各部局でSDGsの17項目をどのように生かすか研究中だ」と述べた。
第41回 埼玉県産業振興懇談会、講演するシタラ興産の設楽竜也 代表取締役.jpg


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