全国各クラブの活動報告

東京産業人クラブ女性部会、2020年への展望 日本総研会長寺島氏が講演

東京産業人クラブ女性部会(佐川八重子会長=桜ゴルフ社長)は2019年12月18日、東京・竹橋の如水会館で12月例会を開いた。日本総合研究所(東京都港区)の寺島実郎会長(写真)が「2020年への展望」をテーマに講演し、59人が参加した。
寺島氏は世界と比較した際の日本における産業に関する現状の厳しさを指摘。その要因の一つとして、IT革命の第2段階である「データリズム」に乗り遅れたことを上げた。「データを支配する者がすべてを支配する。会社の規模も業態も関係ない。自社の持つデータが戦略的にどう使えるかという、データリズムに対するトップのセンスが重要になると断言できる」と強調した。
また、19年8月にロシア・カザンで行われた技能五輪国際大会についても言及。「日本は金メダル2個を取り、メダル獲得数で7位になった。しかし、日本のメディアの報道は少ないため、日本人の多くは知らない」と、日本のモノづくりへの関心の低さについて危機感を訴えた。
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