全国各クラブの活動報告

名古屋産業人クラブ、「3密」避け観劇会「錦秋御園座歌舞伎」楽しむ

名古屋産業人クラブ(森誠会長=富士精工会長)は10月3日、御園座(名古屋市中区)で「錦秋御園座歌舞伎」の観劇会を行った。今回は「歌舞伎に親しむ」「歌舞伎を楽しむ」がテーマ。この日は、会員ら10人が参加した。
最初の「鐘ヶ岬」は地唄にのせて、尾上菊之助が静かな動きの中にも艶やかな舞を見せた。続いて「歌舞伎のみかた」では、尾上右近が花道に設置されたセリから登場し「この御園座は3月中旬より全公演が中止となっていましたが、今日より輝きが戻ってまいりました」とあいさつし喝采を浴びた。舞台の仕組みのほか三味線、大太鼓などの特徴や役割など笑いを交えながら解説した。
最後は河竹黙阿弥作の「連獅子」で、尾上菊之助の親獅子と中村萬太郎の仔獅子が満開の牡丹の中、豪快な毛振りを披露した。目の前の舞台で繰り広げられたすべての演目が、歌舞伎の未経験者でも十分に楽しめる内容だった。御園座は新型コロナウイルスの感染拡大対策として「3密」を避けるため前後左右に座席を空けるとともに、客席やロビーは空調システムにより常時換気していた。
「錦秋御園座歌舞伎」観劇会を開催.jpg


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