全国各クラブの活動報告

九州・山口産業人クラブ、自動化進む大型ローラー拠点 西部技研工場を見学

九州・山口産業人クラブ(福田俊仁会長=昭和鉄工会長)は2020年12月2日、西部技研宗像工場(福岡県宗像市)で工場見学会を開いた。生産性向上に向けたデジタル変革(DX)が求められる中、経営者ら会員約30人が参加し先進的なスマート工場を見学した。
福田会長は「今日の見学会を楽しみにしていた。多くのことを学びたい」とあいさつ。西部技研の隈扶三郎社長が、完成1年を迎えた新工場の特徴や立ち上げのプロセスを説明した。
同工場は揮発性有機化合物(VOC)濃縮装置の基幹部品で、蜂の巣構造の「ハニカムローター」の製造拠点。直径4・8メートルまでの大型品に対応する。
大型のローター部品を運ぶ無人搬送装置(AGV)が、あらゆる工程で活躍する様子を視察。必要最低限の人員で生産性を高めた現場に参加者は関心を寄せた。質疑応答では「構想から実現までの期間は」「どの部署が担ったのか」など熱気を帯びた質問が飛んだ。
西部技研の宗像工場.jpg


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