全国各クラブの活動報告

東京産業人クラブ女性部会、12月例会 寺島氏が講演

東京産業人クラブ女性部会(佐川八重子会長=桜ゴルフ社長)は2020年12月3日、東京・竹橋の如水会館で12月例会を開いた。日本総合研究所(東京都港区)の寺島実郎会長(写真)が「2021年への展望―コロナを超えて」をテーマに講演し、37人が参加した。
寺島氏は国内産業界について「医療や防災分野に注力するべきだ」とし、長年日本を支えてきた重厚長大産業の存在感が国際的に薄れてきたと指摘。しかし「積み上げた技術力はこうした産業に活用できる」とした。また、日本人の気質を強みに、国際競争力のある産業に育てることは十分可能だとした。
講演後、参加者から「自身の海外経験から見ても、日本の高い技術力は防災や医療に生かせるはず」との声が聞かれた。寺島氏は「ワーキングプアをどうするかという問題もある。中央政府に頼るだけでなく、民間や地方のダイナミズムに期待したい」と述べた。
講演する寺島実郎氏.jpg


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