全国各クラブの活動報告

名古屋・岐阜産業人クラブ、OSG八名工場などを見学

名古屋産業人クラブ(内藤明人会長=リンナイ会長)と岐阜産業人クラブ(遠藤宏治会長=カイインダストリーズ社長)は5月27日、OSGの八名工場(愛知県新城市)とグローバルテクノロジーセンター(同豊川市)を見学した。会員ら37人が参加した。
八名工場で一行を出迎えた石川則男社長は「創業以来76年間、切削工具をつくり続けてきた。何かで世界一になりたいと思っている」とした上で、「世界中からニーズを集め、真摯(しんし)に対応し、お客さまにかわいがってもらっている。1本でも受注し、どのようなニーズにも対応できるようにしている」と強調した。
続いて石田修八名工場長から「ここは1990年に稼働したタップ専門工場。当社の国内外82工場の中でも世界一の生産量を誇っており、マザー工場になっている。生産設備の85%は自社製品。14年に入ってから受注が急回復し、月産100万本になった」などと説明を受けた。材料出庫、成形から熱処理、研削、後処理、検査まで全工程の製造現場を見学。定温管理され、自然光が差し込む工場内は清潔感にあふれており、見学者は熱心に見入っていた。
一方、グローバルテクノロジーセンターは開発部門と切削試験室を置いており、製品開発の中核を担う。試験室には最新の工作機械が所狭しと設置されていて参加者の目を引いた。敷地内にはホテル並みの宿泊設備を完備したゲストハウスもある。顧客が安心して工具の技術情報を収集できるように配慮されており、顧客との接点を大切にする姿勢が感じられた。


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