全国各クラブの活動報告

東京産学交流会、日本総研下田氏が「日本経済」で講演

東京産業人クラブの東京産学交流会(渡邊佳英会長=大崎電気工業会長)は2014年12月1日、東京都大田区の大森東急インで「2014年度定時総会&記念講演会」を開いた。渡邊会長は「世界でグローバル化が進んでいるのにもかかわらず、日本人は語学力すらついていけていない。世界的な視野に立ってモノづくりができる人材を育てていこう」と呼びかけた。会員14人が出席して13年度の事業報告・収支決算報告、14年度の事業計画・収支予算案などを審議し承認された。
記念講演会では日本総合研究所調査部副主任研究員の下田裕介氏(写真左)が「再生に向け正念場に立つわが国経済」と題し、16年までの日本経済の見通しを紹介した。下田氏は「15年度から16年度は実質国内総生産(GDP)成長率がプラス1・4―1・5%で推移するとみている。外国人旅行者の増加などによって景気は底堅く推移する」との見通しを示した。
一方、下田氏は「安倍晋三政権の経済政策『アベノミクス』第三の矢である成長戦略の実行力が問われる。また、財政再建に向けて成長戦略による成長力の引き上げに加え、歳出面の踏み込んだ改革も必要だ」と締めくくった。


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