全国各クラブの活動報告

名古屋・女性部会、「記憶に残る経営者」テーマに学習会

名古屋産業人クラブ女性部会(奥野雅世会長=奥野工業会長)は2014年12月2日、日刊工業新聞社名古屋支社で「学習会&懇談会」を開いた。学習会では四釜広幸日刊工業新聞社名古屋支社長が「私の取材経験を振り返って~記憶に残る経営者」をテーマに講演した。「中小企業の経営者は自分の人生を賭けて経営に携わっており、すごさを感じる」とし、既存市場に挑戦し成果をあげた経営者4人を紹介した。
アイリスオーヤマの大山健太郎社長については「製造・卸一体の方式を確立するなど、常に新しいビジネススタイルを掲げて走っている」と紹介。非破壊検査の山口多賀司社主については「検査からコンサルティングまで非破壊検査のパイオニア。従業員も大事にしている」と評した。 
続いて、一貫して天然素材のロウにこだわりながらも、その技術を生かして医療や環境など新分野にも進出しているセラリカNODAの野田泰三社長を注目の人とした。最後に、大学発ベンチャー企業、ユーグレナの出雲充社長について「ミドリムシを粉末にして食品や化粧品向けに供給しているほかバイオ燃料としての使用も始まった」と行動力を評価した。
学習会後は名古屋支社近くのレストランで懇談会を開いた。奥野会長は「優秀な経営者の話を聞いて発奮した。今はアベノミクスの恩恵も少なく苦しいが、新しい年に向かって再出発したい」とあいさつした。


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