全国各クラブの活動報告

東京産学交流会、長野県東部の企業見学会

東京産業人クラブ・東京産学交流会(渡邊佳英会長=大崎電気工業会長)は23、24の両日、長野産業人クラブ(太田哲郎会長=オリオン機械社長)と合同で長野県東部の企業見学会と交流会を開いた。東京、神奈川、長野の産業人クラブの会員企業、東京工科大学など13人が参加した。
長野県坂城町の日精樹脂工業では工場や資料館を見学。油圧ポンプと電動サーボモーターを組み合わせたハイブリッド式射出成形機の組み立てなどを見て回った。参加者の1人は創業者の故・青木固氏が残した開発中の製品スケッチやメモを見て「これはすごい」と写真に収めていた。
続いて創業80周年を迎えた上田市のHIOKIでは電気計測器のセル生産の様子を見学した。研究開発型企業を掲げる同社は新たな研究棟を新設。現在、ワンフロアに約250人の技術者がいるが「将来は400人に増やす」との説明に参加者の間から感心の声が上がっていた。
交流会と宿泊の「臨泉楼 柏屋別荘」は上田市の別所温泉にある木造4階建て旅館で、川端康成や有島武郎が作品を執筆した宿として知られる。到着後、東京工科大学の笹岡賢二郎教授が大学の授業と学外の就労体験を組み合わせた工学部独自の教育プログラム「コーオプ教育」について紹介し、参加者の関心を集めていた。


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