全国各クラブの活動報告

名古屋産業人クラブ、「日本経済の展望と課題」で講演会

名古屋産業人クラブは1月29日に、名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテルで「2016年新春経済講演会&産学官交流会」を開いた。「いろいろな課題がある時こそ経営者は力を発揮すべきだ。相当な覚悟を持って経営に取り組もう」という内藤会長のメッセージを戸次英之副会長(パイオニア風力機会長)が代読した。
経済講演会では波多野淳彦中部経済産業局長が「日本経済の展望と課題」をテーマに講演した。波多野局長は「わが国は輸出で稼げないため全体的に成長できてない感じがするが2015年第3四半期から少しプラスになってきた」と現状を分析。さらに日本経済の課題として「いかにして働ける人に参加してもらうか。介護離職ゼロを掲げる安倍晋三政権の経済政策『アベノミクス』新三本の矢の実現。そしてTPPの早期締結が必要」と訴えた。
また参加者の関心が高い中国経済について「必要以上に悪く言われている。数字は少し落ちているが、それは資源安と新興国の停滞が原因。中国人はお金を持っており購買力は旺盛。消費小売総額は2ケタの伸びが続いている」と説明した。その後の交流会には会員、キャンパスベンチャーグランプリ(CVG)中部の受賞学生ら約200人が参加、活発に情報交換した。


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