全国各クラブの活動報告

栃木産業人クラブ、あわしま堂と吉澤石灰を見学

栃木産業人クラブ(高橋和夫会長=大高商事社長)は3日、「2016年春季工場視察会」を開催し、会員ら18人が栃木県佐野市のあわしま堂、吉澤石灰工業の事業所を訪問した。
あわしま堂は量販店向けの和菓子メーカーで、完成間もない栃木佐野工場は同社初の東日本の製造拠点。甘い香りのスイートポテト、栗どら焼きの製造ラインで、生産効率面で随所が工夫された設備に見入った。
同社の木綱徳勝社長は「約5年前に物流を外部委託するなどビジネスモデルを転換した。経営理念も刷新し、顧客だけでなく従業員の笑顔づくりに力を入れている」と説明した。
吉澤石灰工業では、石灰石やドロマイトを採掘する三峰地区を視察した。埋蔵鉱量は約10億トン。東京ディスニーランドの5倍という面積250ヘクタールの現場で穿孔(せんこう)機や大型ダンプを使う作業を目にした。
葛生本部工場では石灰石の焼成設備を見学。同社の松原維一郎取締役兼執行役員常務は「石灰石などは自給自足できる貴重な資源で、ドロマイトで当社は国内採掘量の9割を担っている。環境配慮型商品の開発などに力を入れる」と強調した。


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