全国各クラブの活動報告

滋賀産業人クラブ、インクルーシブデザイン講演会

滋賀産業人クラブ(坂口康一会長=近江鍛工社長)は6月17日、滋賀県草津市のホテルボストンプラザ草津で「平成28年度(第5回)定時総会」を開いた。総会後は京都工芸繊維大学KYOTO Design Labのジュリア・カセム特任教授を招き「インクルーシブデザインのすすめ」と題した記念講演会を行った。
総会では、京都現存花街で最も古い上七軒で行った大阪・名古屋クラブ合同のマナー講座「京のおもてなし」や、現役女子大生のリケジョ、京都大学大学院の中村紗都子博士による宇宙開発の勉強会とコイすきなど琵琶湖料理を楽しむ交流会など、滋賀ならではの行事や決算を報告した。引き続き積極的な交流会活動などを盛り込んだ28年度計画や収支計画を審査し、原案通り承認された。
インクルーシブデザインは、高齢者や障害者、外国人などすべての人にとって機能する商品やサービス、環境をデザインすること。ジュリア博士は「デザインの世界に最も影響を与えた50人」に選ばれるなど世界的権威。折り畳み式の箱やドアストッパーなど自ら手がけた事例を映像を交えてわかりやすく講演し「デザインで解決できる事柄は社会にたくさんある」と述べた。参加者は「これからのモノづくりや経営の参考にしたい」と熱心に聞き入った。その後の懇親会でもデザインの話題で盛り上がった。


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