全国各クラブの活動報告

東京産業人クラブ、定時総会を開催-北氏が特別講演「先人に学ぶ生き残りの経営術」

東京産業人クラブ(井上裕之会長=愛知産業会長)は6月30日、2016年度定時総会を如水会館(東京都千代田区)で開いた。冒頭、井上会長は「クラブのネットワークを生かし、会員のニーズにあった企画を立案し、実行したい」と抱負を述べた。
議事では、15年度の事業・会計報告、16年度の事業計画の議案、役員の一部変更が承認された。席上、井上会長の旭日中綬章受章をたたえ、日刊工業新聞社の井水治博社長から賀状盾が贈られた。
総会後は100年経営の会(北畑隆生会長=元経済産業事務次官)と合同で、元みずほ証券財務開発部長で作家の北康利氏が「先人に学ぶ生き残りの経営術」と題して特別講演を開催した。
北氏は「関ケ原の戦いで負けた外様大名を許し、認めた徳川家康の政治手腕は、約260年もの間続いた江戸幕府生き残りの経営術であった」と強調。多様性を認める経営術は企業を長生きさせる秘訣(ひけつ)になると持論を展開した。東京産業人クラブ、100年経営の会会員らが約110人出席。北氏の講演に熱心に耳を傾けていた。


このページの先頭へ