全国各クラブの活動報告

新潟産業人クラブ、クボ製作所の本社工場見学

新潟産業人クラブ(樋口正仁会長=双峰通信工業社長)は5月25日、新潟県阿賀野市で5月例会を開いた。まず今井一志社長が経営するハリカ水原店を訪問し、その後、天朝閣グループのレストラン「SWANLAKE Pub Edo 修蔵」に移動した。   今井社長と天朝閣グループの古田利大社長が自分自身や自社についてスピーチした。
その後、航空機の内装備部品の加工・組み立てを行うクボ製作所の本社工場を見学。約30年前に佐藤十九一社長が豪州に旅行に行った際に「車の次には航空機の時代が来る」と確信し、「どうしても新しい経営の柱がほしい」と始めた事業だ。佐藤社長は「ようやく軌道に乗ってきた」と説明した。
次に自動化が進むTHK新潟の工場を見学した。ここ4年間、積極的に設備投資を行っており、新たに導入した機械のうち、約20台の機械には「極み」や「匠」など名前がついている。その理由について高橋俊浩社長は「機械に愛着を持ってもらい、機械を大切にしてもらいたい」と説明した。
最後にクボ製作所の佐藤社長が経営を再建した遊園地「サントピアワールド」で懇親会を開いた。積雪地で営業期間が限られる新潟県で遊園地の経営は難しい上に、個人消費の低迷やレジャーの多様化など経営環境も厳しかったが、佐藤社長は「新潟県になくてはならない遊園地だ」との使命感に燃え、出資を募る一方で私財を投じるとともに、さまざまな経営改革により、経営を立て直した。


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